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2003年7月更新

貴方がどういう立場で、またどれくらいの期間,オーストラリアに滞在するかによって、対象となる賃貸住宅は大きく変わります。短期の場合には、ホテルやサービスアパート(キッチン付)、ホームステイ また テントを担いでの生活といったところでしょう。ここでは、そういった短期ではなく、少なくても6ヶ月以上の生活の為の賃貸住宅について説明いたします。

シドニーでの賃貸住宅探しは、結構骨が折れます。シドニーの場合、 どうしても日本人は治安や環境あるいは学力レベルの高い地域に住もうという事に なりますし、その上シテイ−(オフィス街)中心部へも便利な地域を希望します。

例えばハーバーブリッジを渡った Lower North Shore と呼ばれる北部住宅地域は 圧倒的な人気があります。 しかし、この地域での家探しは決して簡単ではありません。 というのは、シドニーもそれなりに広いわけで、南部や西部地域はさすがに安いと いう感じがありますが、日本人の人気の集中する Lower North Shore は相当家賃も高く また基本的に物件が不足しています(空室率 シドニー全体で2.5%、North Shore に限ると2.2% 2002年5月現在)。

また、平均築年数は40-50年と日本では考えられ無い ような実態ですので、いざ中へ入ってみると日本人には「ふ、古い、、、」と 黙り込んでしまうようなものも多くあります(味があるとも言います)。

勿論、家賃次第でよい状態の家も沢山あり、日本では考えられないようなすばらしい ”シドニー湾を一望に”といった家も べらぼうな家賃とともに市場に出てはいます。 いずれにしてもがっかりしないで次へ進みましょう。


物件の見つけ方

一般的には新聞の不動産広告(水・土曜日の Sydney Morning Herald)を見て、 アポイントを取ったり直接不動産業者(Real Estate Agent)の店へ行って 自分の希望条件を言い、それに合った物件の紹介を受けるという事になります。

自分の希望条件としては

  • ロケーション
    自分の活動範囲、仕事場所、学校等を考慮に入れ、 また治安や奥さんが運転できるかどうかも検討。 一般的には郊外へ行く程、同じ 予算なら良い物件があります。
  • 広さ
    この国では建坪いくらというような尺度はありません。寝室の数が基準になります。


  • House か Unit か
    日本で言うマンションがこちらではUnit(ユニット) とか Flat(フラット)と呼ばれます。 セパレートのキッチン、リビング・ダイニングルーム、 そしてそれにベッドルームが一つから三つ付くというのが一般的です。 他に、 タウンハウスと呼ばれる、一戸一戸に庭の付いた連棟式のものもあります。

  • 家賃
    週$400という形で表示されます。 月額は、 $400/7 x 365 / 12 で算出します。



    気に入った物件が見つかったら

    個人間で貸し借りをする場合もありますが、途中で出て欲しいと言われたり、 ボンド(保証金)を返却してもらえなかったり気まずいことも多いので、基本的には 不動産協会の定めた正式の契約書式がありますので、その賃貸契約書を使うべきです。
    一般の不動産業者の場合、まず例外なくその様式を使っています。

    具体的な手順

    1. 申込書に記入し諸条件を交渉する。ポイントは、

      • 家賃を値切ってみる(ダメモト)
      • 修理の必要な場合は出来るだけ申込書の段階で明記しておく。
        大切な点は、言うべき時に言うべき事を言って、はっきりさせておく事です。 また、借りてやるとか買ってやるという感覚もこちらでは通用しません。

       

    2. 一週間分の家賃を手付金として払う(Depsit)

      オーナーが申込書を受入れなかった場合、この予約金は返ってきます。 順調に契約に至った場合は、最初の一週間の家賃に充当されます。

       

    3. 本契約

      不動産業者のところで正式契約書2部にサインをし契約を結ぶ。このとき、 特記事項(Special Conditions)に注意。 不利な条項が前ぶれ無く入ってきて いないか、よく読むことが必要です。 同時に初回の家賃支払い、そしてボンド (保証金)の支払いです。 このボンドは、家具付の場合6週間分・家具無しだと 4週間分と決まっています。また、お金は Rental Bond Board という行政機関に 預託されるので心配いりません。退去時、もし建物に全く何の問題もなかった場合には 利子が付いて戻ってきます。 (敷金・礼金はありません)もちろん家賃は一ヵ月後との前払いです。

    4. 手数料

      日本と違い、テナントが不動産業者に手数料を支払うというケースは通常ありません。テナントに請求する業者は、悪徳業者です。 仲介料・管理料はオーナーから不動産業者へ払われます。

    5. その他の注意事項

      • 水道代 テナントとして申込む必要はありません。ハウス・タウンハウス の場合、使用料部分はテナント負担、ユニットの場合は全額オーナー負担となります。

      • その他の共益費
        基本的にはオーナー負担です。 駐車場も大抵の場合付いて いますし、駐車場代として別途支払うというケースはまれです。 但し、借りる時に 必ず駐車場の有無、台数等確認して下さい。

       
      • 契約期間
      契約期間中追出されることがない反面、契約期間途中で 退居しようとしても期間の終了までの家賃支払いの義務は免れません。
       
    6. インスペクション・レポート
      最ももめごとが多いのは、入居時の建物のコンディション(汚れ、傷、不具合の記録)の記録を明確に残していないことによって、退去時にオーナー、又は不動産業者ともめるケースです。細かく、コンディションレポートを記入し、オーナー又は不動産業者に提出しましょう。また、写真などを撮っておくこともよいことです
         
    7. 借りている物件を売りに出される場合
      こちらは中古物件の売買が頻繁であり、賃貸中の物件もよく売りに出されます。 勿論テナントにとって嬉しい話ではありませんが、テナントは契約期間中オーナーが 変わろうと何があろうと入居を続ける権利はありますが、と同時にオーナーはオーナー で売る権利は剥奪されません。 テナントとしては、家を見に来た買手に必ず靴を 脱いでもらうとか、見せる曜日と時間を限定するよう交渉します。

    国が違えばそれぞれの個別のルールの違いは必ずありますので、一方の国の常識から のみ見て他方のこのルールはおかしいと断じるのはフェアではありません。 それぞれの長所・短所をよく理解してオーストラリアで楽しく暮していただきた いと思います。


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